生産技術 S・F

キャタラーが最先端で
あり続けるために
欠かせないのは、
少年のような探求心

技術系
生産技術
S・F
2012年入社/新卒入社

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

好奇心に導かれ行き着いた先は、
日本のとある触媒メーカー

好奇心に導かれ行き着いた先は、日本のとある触媒メーカー

好奇心に導かれ行き着いた先は、
日本のとある触媒メーカー

中国出身の私は、2012年に日本に渡り、この会社へ入社しました。日本に興味を持ったのは、父がきっかけです。父が日本語を勉強していた為、私が幼少期から日本のゲームを遊んで、分からない日本語を全て父に聞きました。私自身、当時から自分も日本語が読めれば良いなぁと思って、自然と日本や日本語に興味を持つようになりました。大学の動力及び熱エネルギー工学コースでは、トヨタ自動車との共同プロジェクトがあり、キャタラーとは、私の大学に採用活動をしに来ていたことがきっかけで出会いました。当時、私は研究室で燃料電池の研究を行っていて、日本語を学んできた経歴もあったので、「この会社なら自分がこれまでやってきたことが活かせるだろう」と思い、日本へ渡ることを決意したんです。新しいものが大好きな私は、難しいことは後回しでどんどん突き進んでいってしまうタイプ。日本に来るときも、不安はなく、好奇心で胸がいっぱいでした。周りからは大胆不敵に見えるかもしれませんが、こういう性格がキャタラーに合っていたんだと勝手に思います(笑)。

図面は地図、交渉は冒険
仕事のコツは、ワクワクすること!

図面は地図、交渉は冒険仕事のコツは、ワクワクすること

図面は地図、交渉は冒険
仕事のコツは、ワクワクすること!

キャタラーに入社してからは、二輪触媒の生産準備、リチウムイオン電池用材料検討などに携わった後、2020年に現在の部署に配属されました。現在の部署での業務は非常に多岐にわたりますが、中でも、より低コストで効率的に既存製品を生産できる設備の導入、そして、AIなどの最新テクノロジーを用いた自動化の検討が、主な任務になります。
この仕事は、新しいもの好きな私によく合っていると思います。より安くて効率的な設備を入手するためには、世界中のメーカーの中から良いものを探索したり、海外メーカーと交渉したりしなければなりません。私は物流やお金のやりとりなども一貫して担っているため、業務の中にはこれまで培ってきたものを活かせる面もあれば、新たなスキルを身につけられる面もあって、それがすごく面白く、刺激的な仕事です。また、メーカーに依頼するときは、設備の図面をこちらで作成して交渉を行います。図面さえあれば世界中のメーカーと交渉することができて、日本企業の人間として中国の企業と交渉することもあります。日本本社の使用条件を満たした上で、価格が半分以下の海外製品を入手できたときには、テンションが上がりますね。

海外と日本のビジネス習慣には大きなギャップがあるため、交渉に苦労することもあります。信用社会の日本では、導入まですべて完了した段階で支払う「後払い」が主流です。一方、中国などの海外では、最初に着手金などを支払う「先払い」が主流なんです。そうした文化の違いから両者の主張がぶつかることもあるので、どこかで妥協点を見つけて決着をつけるというのが、この仕事の難しいところですね。そういうときには外国人としての視点も活かしながら交渉を進めています。

キャタラーには、常に追い風が吹いている
根付くトライアンドエラーの精神

キャタラーには、常に追い風が吹いている根付くトライアンドエラーの精神

キャタラーには、常に追い風が吹いている
根付くトライアンドエラーの精神

キャタラーは、社員にやりたいことをどんどんやらせてくれるところが素晴らしい会社だと思います。例えば、設備の図面を3Dモデルでつくりたいとき、専用のソフトウェアが欲しいと相談するとすぐに導入してくれたり、自動化を検討する中で面白そうなロボットやAIシステムを見つけて申請を出すと、積極的に検討してくれたりするので、仕事にもよりやりがいが生まれます。まずはなんでも試してみて、失敗したとしてもそれを知見に変えていけるトライアンドエラーの文化があるのは、長年研究・開発を行ってきたこの会社ならではですね。

中国で日本語を勉強していたときには、日本は過労が社会問題になるくらい忙しい国というイメージがあったのですが、キャタラーで働いてみると、全くそんな感じはしません。フレックス制度もありますし、有給休暇も取りやすくて、むしろとても働きやすい環境です。休暇を申請するときも、なんのストレスもなく気軽に申請することができます。むしろ、有給が溜まっていると上司から「もっと休んで」と言われるくらいです(笑)。そういう会社の雰囲気も、この会社を選んで良かったと思う理由の一つですね。
私は、2018年に日本国籍を取得しました。日本のパスポートは自由度が高いので、「せっかくだから」と思い、今は国内外あちこちを旅行することにハマっています。年末にはスペインに行く予定です。また、社内の先輩の一人に、ヨーロッパやアメリカなどさまざまな海外拠点での赴任経験を持つ方がいて、私もいつかそんな働き方をしたいなと憧れています。キャタラーは海外拠点で活躍するチャンスにも恵まれているので、今後は自分もぜひチャレンジしたいです。