求めるのは、
「人材」より「仲間」
総務・人事本部 本部長 山本圭介
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「社内の風通し」と向き合い、
世界の空気を変える -
「社内の風通し」と向き合い、
世界の空気を変えるこれまで、キャタラーでは「社内の風通しをよくする」という命題と徹底的に向き合ってきました。トップへの報告や会議の場では、管理職だけでなく若手がスポットライトを浴びる機会を増やしたり、複数の部署が協働してプロジェクトに取り組んだり、社長室を社員のオフィスのすぐ近くに設けたりして、上司と部下、あるいは部署と部署の間にそびえる壁を少しずつ打ち壊してきたのです。その結果、今では、上司と部下が他愛のない話で盛り上がったり、徐々にではありますが、経営層と全社員のつながりが見えてきました。もちろん、私が新人の頃には見られなかった光景ですし、更なる拡大が課題と捉えております。
人事部のトップとして私が普段から心がけていること、それは、社員一人ひとりの声に「直接」耳を傾けることです。社員の皆さんにとって、人事部長とは本来近寄りがたい存在だと思います。そこで私は、人事部に何か相談や意見が届いたとき、相手が若手であれベテランであれ、可能な限り、実際にその人のもとへ足を運んで話を聞くようにしているんです。すると徐々に気軽に相談をしてくれる人が増え、若手社員もよく声をかけてくれるようになりました。人事部のトップとは、誰よりも社員目線でいなければならない存在だと思っています。私のほうからハードルを飛び越えて駆け寄ることで、「困ったときは、人事が聞いてくれる」という認識が社内全体に広がっていけば、それが私の本望ですね。
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世界に羽ばたくキャタラー人財
地球のどこかにあなたのための
舞台がある -
世界に羽ばたくキャタラー人財
地球のどこかにあなたのための舞台がある海外でのニーズが増える中、グローバル人財の育成にも力を入れているキャタラーでは、今も多くの社員が世界各地で活躍しています。「海外で働いてみたい」という社員の希望に寄り添い、うまくローテーションしていくために、人事部では、語学学校に通いながら海外での仕事を経験できる「グローバルチャレンジ」という制度を設けました。まだ始まったばかりですが、すでに各部署からたくさんの応募が集まっています。また、2023年10月からは、海外拠点の現地スタッフが日本で働ける制度もスタート。国境を超えて互いを高め合えるグローバルな環境が、会社にとっての当たり前となるよう、さまざまな取り組みを進めています。
さらに今後は、部署間のローテーション制度も充実させていく予定です。社員の皆さんには、さまざまな角度からキャタラーという会社を知っていただき、自分が本当に活躍できる居場所を見つけてほしいと思っています。
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女性も外国人も高齢者も
1000人1000通りの働き方ができる企業へ -
女性も外国人も高齢者も
1000人1000通りの働き方ができる企業へ人事部として今後取り組むべきいちばんの課題は、やはり「多様化」です。外国人、シニア層を含め、いろんな方がいろんなニーズで働ける環境を作っていくことが、私たちの使命だと思っています。すでに子育て世代に向けた改革は大きく進んでいて、産休や育休が非常に取りやすい環境になってきています。今では男性でも育休を取得する方がとても多いです。社内の評価制度も、産休や育休、時短勤務などが不利益に働かないようになっているため、社員の方にはとにかく安心して制度を利用していただきたいですね。そして、復帰してからもご自身にとって理想のキャリアを描いていってほしいと思います。
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環境を守る人として
知識や技術より大切なこと -
環境を守る人として
知識や技術より大切なことキャタラーでは、長年触媒の研究・開発を行なってきました。製品の専門性が高いが故に、これから入社する方の中には「何か特別な知識やスキルが必要なのでは…」と不安になる方もいらっしゃると思います。実は、私もそうでした。根っからの文系の私は、就職活動をするまで、まさか自分が化学系メーカーで働くなんて思ってもみなかったのです。もちろん、触媒に関する知識は0からのスタートでした。しかし、キャタラーでは、目の前の仕事に取り組んでいるうちに必要なことは自然と覚えてしまいます。素人の私も、勤続年数を重ねていくうちに、いつの間にか化学の知識をたくさん蓄えることができました。
キャタラーは、環境を守るための企業です。今のメイン事業は触媒ですが、環境を守るための取り組みに限界はありません。そのため、特定の分野にこだわらずいろんな技術や個性を持った人が集まって、新しいことに挑戦するチャンスが、この会社にはたくさんあります。新しいことをはじめるとき、「この知識がないといけない」といった制約は絶対にありません。基本的な知識は社内の教育制度と実務で十分身につけることができますから、大切なのは、そこで自分に何ができるかを考え、自分にあるものを活かそうと行動すること。そのため、もちろん部署によってそれぞれ募集要項はありますし、特別な能力を有するに越したことはありませんが、正直なところ私個人は皆さんに特別な能力などは望んでいません。ただ、人間として誠実であり、協調性があって、きちんとコミュニケーションが取れること。当たり前のように聞こえますが、そういう人であれば、あとは会社の中で自然と成長していけるはずです。結局、最後に大事になってくるのは、そうした人間の芯の部分だと思っています。