研究開発 Y・K

「研究」
は人生のパートナー
キャタラーにある
誇りと生きがい

技術系
研究開発
基盤技術開発Y・K
2020年入社/新卒入社

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

新時代の空気を護るため
キャタラーに集う若者たち

新時代の空気を護るためキャタラーに集う若者たち

新時代の空気を護るため
キャタラーに集う若者たち

昔から環境問題に寄与する仕事をしたいと考えていた私は、大学時代、自動車触媒の研究室に所属していました。就職先でもそのまま経験を生かしたくて、自動車触媒を扱う企業を何社か検討する中で、特に惹かれたのがキャタラーです。その理由は、まず説明会に来てくださった人事の方がとてもフランクで、雰囲気が気に入ったこと。そしてもう一つは、フレックス制度を導入していることです。キャタラーなら、時間の使い方を自由に決めることができるので、たとえば実験のために夜まで会社に残ったら、その次の日は遅く出社するなどの融通が効きます。私は社会人になってからも研究に力を注ぎたいと思っていたので、理想的な働き方ができると思い、キャタラーを選びました。

実は、生まれも育ちも九州の私。入社する前は、周りに知り合いがいないことが少し不安でした。でも、私が入社した年には新卒の同期が15人いて、研修期間を経てたくさんの仲間ができたことで、その不安はすぐに和らぎました。キャタラーは、同期同士の仲が良い会社でもあると思います。一般的な企業の研修期間は約1ヶ月程度ですが、キャタラーでは、特殊な製品を取り扱っていることもあり、座学での研修と工場での研修を合わせ3ヶ月程度の期間を同期と一緒に過ごします。そのため、自然と社内に仲間が増えていき、同期とは飲み会や旅行なども一緒に行く仲になりました。
部署内の雰囲気もすごく良くて、20代〜30代前半の同世代がとても多いので、お互いに気兼ねなく話ができます。もともと人と喋ることがあまり得意でなかった私も、最初に歳の近い同僚たちから話しかけてもらえたおかげで、苦手意識が払拭されました。

キャタラーで出会った
自動車触媒の新たな魅力

キャタラーで出会った自動車触媒の新たな魅力

キャタラーで出会った
自動車触媒の新たな魅力

現在の私の研究について紹介します。通常、車を始動した時点では触媒が温まっていないため、発生する炭化水素を浄化することができません。そのため、触媒が温まるまで炭化水素を一旦保持しておき、触媒が浄化に必要な温度まで達したら、炭化水素を離脱して浄化するという機能を有した「吸着材」の研究開発が私の仕事です。吸着材を社内で合成し検討しているのですが、それがこの仕事の難しいところであり、面白いところ。あまり前例のない研究なので、予想通りの結果が出ればそれはそれで嬉しいし、予想していなかった結果が出れば、それを深掘りしていくことで新しい発見につながるので、とてもワクワクします。

大学時代は、エンジンの温度が上がり切ってからいかに浄化するかという内容に取り組んできたので、この仕事は私にとっては新たな試みでした。そのため、大学から自動車触媒の研究をしてきたものの、意外にも1から勉強することがすごく多かったんです。新しい分野を扱うことになり、戸惑っていたときには、周りの先輩方にとても救われました。中でも私の職場先輩は、入社当初からすごく尊敬しています。わからないことを教えてくれるのはもちろんですが、その先輩がすごいのは、先輩にもわからないことを質問したとき「その内容ならあの人に聞いてみよう」というふうに、誰に聞くべきかを把握しているところです。研究をしているとつい周りが見えなくなりがちなのですが、その先輩の姿を見て、いろんな人との繋がりを持っておく重要性を学びました。

また、私の部署は中途入社の方や自動車業界以外の分野出身の方が多いので、みんなで一つのグラフを見ていても、いろんな角度からいろんな考え方が出てきます。私は大学時代から今日までずっと自動車触媒一筋だったので、たまに「視点が凝り固まっているな」と感じることがあるのですが、個性豊かな仲間たちのおかげで多角的な見方をするようになり、新しい発見ができるようになりました。
今は、吸着材や材料合成の研究がすごく楽しいので、このままずっとこの研究を続けられたらいいなと思っています。まだ材料合成をやっている人が社内に少なく、材料自体もかなりニッチなものなので、まずは「この材料のことはこの人に聞けば大丈夫」と思ってもらえるようなプロフェッショナルになりたいです。

大好きな仕事をずっと続けていたいから
女性研究員としての私の選択

大好きな仕事をずっと続けていたいから女性研究員としての私の選択

大好きな仕事をずっと続けていたいから
女性研究員としての私の選択

実験が大好きな私にとって、今の環境はとても居心地がいいです。業務さえ終われば好きなタイミングで実験室に行けるし、「こういう根拠で、こういう実験をやりたいです」と伝えると、かなり自由度高くやらせてもらえるので、今はとにかく実験に夢中。毎日好きなことを仕事にできているので、すごく楽しいです。

こういう職種は男性が多いイメージを抱きがちですが、私の部署は比較的女性も多く、中には役職に就いて活躍されている方もいます。それに、私個人としては、理系分野は男性のほうが得意だと言われている中で「男性に負けたくない」という気持ちが原動力となっているので、男女比率に悩んだことはありません。私は仕事が楽しいので、今後もしばらくは出産や子育ては視野に入れずに働き続けるつもりです。でも、私がそういう選択をできるのは、キャタラーが産休や育休も取りやすい会社で、いろんな働き方を選べる環境だからこそだと思います。