カーボンニュートラル事業 H・I

「研究が好き」
という気持ちを
動力に脱炭素に向けて
社会を導く存在へ

技術系
カーボン
ニュートラル事業

H・I
2021年入社/新卒入社

※掲載内容は、インタビュー当時のものです。

人生を触媒とともに歩んできた私の選択

人生を触媒とともに歩んできた私の選択

人生を触媒とともに歩んできた私の選択

高専と大学院で長年触媒の研究をしてきた私は、卒業後も触媒の研究や開発に携われる企業への就職を希望していました。中でもキャタラーは、私にとって一番身近な企業でした。というのも、大学時代の研究室の教授が、キャタラーと一緒に研究を行っていたんです。また、研究室の先輩が一足先にキャタラーに就職していたので、会社の話を聞く機会も多く、「働きやすそうな会社だな」という印象を抱いていました。

入社したばかりの頃は、基盤技術開発部に配属され、基盤技術となる触媒の開発を行なっていました。そこでは、大学院で研究していた内容の延長線上にあたる開発が主だったので、とても親しみがありました。先輩方も気さくに接してくれる方が多く、実際に働き始めてからも、大学時代の「働きやすい職場」という印象は変わりません。

入社1年目のとき、関連自動車メーカーで2035年までに工場CO₂の排出を実質0にする目標が掲げられました。それに伴い社内で目標達成に向かっていくための取り組みとして、カーボンニュートラル事業本部(※以下、CN本部)が新設され、私もそちらに配属されることになりました。CN本部では、二酸化炭素を排出しない燃料として水素やアンモニアに着目し、関連した触媒の研究・開発を行なっています。これまでキャタラーが手がけてきた自動車排ガス触媒とは、技術課題が異なる上、設備も排ガス触媒向けで設計されおり、最初は適合していくのがとても大変でした。現在は設備導入も進んでいて、私も設備の検討に携わらせていただいています。

CN本部の新設にあたり、さまざまな部署で経験を積んだメンバーが集められました。そのため、ここでは他の部署で培われた知見にも触れることができて、とても勉強になります。開発のときも「あの部署の技術使ってみようか」など、より広い選択肢の中で検討できるので、とても楽しいです。自分の狙い通りの触媒を作れたときや、性能の目標値を達成できたときには、開発ならではの達成感も味わうことができます。

小さな部署が社会を変える
その日を目指して

小さな部署が社会を変えるその日を目指して

小さな部署が社会を変える
その日を目指して

キャタラーでは、自動車排ガス触媒を第一の事業、FC電池を第二の事業、そしてカーボンニュートラルも含まれる資源・エネルギー問題解決関連を第三の事業と見据え、研究・開発を進めています。私たちCN本部は、今はまだ小さな部署ですが、これからもっと成長し、ゆくゆくは会社の推進力となるような存在だと思うので、そこに携われるというのはとてもやりがいがありますね。

目標は、キャタラーがカーボンニュートラルを達成できたときに、「達成に貢献した」と胸を張って言える人財になること。会社として達成するのはもちろんですが、社内だけにとどまらず、社会全体をカーボンニュートラルの達成へと導けるような会社とすることを目指し、日々開発を頑張っています。

知らないことを恥ずるべからず好きこそ物の上手なれ

学生時代から研究ひとすじの私の趣味は、お菓子作り。これは中学生くらいからずっと変わりません。お菓子作りは、研究に似ていると思います。私は昔から実験が好きだったのですが、化学実験は自分でやるには危険な場面も多くハードルが高かったので、実験の代わりのような感覚でお菓子を作り続けてきました。お菓子作りも、なぜ失敗してしまったのか原因を考える過程などは、とても研究と似ているんです。私は、子どもの頃から大人になった今日までずっと、研究の楽しさに突き動かされてきたのかもしれません。