物流からモノ
づくりの世界へ
私がグローバル人財に
なるまで
DX推進Y・O
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
-
11年の経験を携えて足を踏み入れた
モノづくりの現場 -
11年の経験を携えて足を踏み入れた
モノづくりの現場現在、私はDX推進部において「グローバル生産管理システム」という仕組みの海外展開を手掛けています。グローバル生産管理システムというのは、世界中から同じ情報にアクセスできるようなクラウド上の仕組みです。これまでチェコ、インドネシア、インドの拠点に導入してきて、今はタイの拠点への導入に向けて活動しているところです。
具体的には、クラウドのリソース構築、ネットワーク設定、現地への機器導入を海外拠点メンバーやITマネジメント部と協働して準備します。システム間の連携についても、設計・開発をしています。
また、円滑なシステム運用のため、現状とシステム導入後のギャップを確認します。国によって、法律や規制、税制が異なり、お客様や従業員の思想や、文化に特色があります。このため、商流、生産、物流が国々で異なってくる部分があります。システムが不都合なく運用できるように海外拠点メンバーと密に連携して、このような課題をクリアにしていきます。
大学で情報系の学部を卒業した私は、物流会社のシステム部門で11年ほど勤務していました。そこでもシステムの運用や設計、開発などを手掛けていたのですが、物流業界よりも、徐々にその先の製造業に興味が湧いてきたんです。「できることの幅も、製造業のほうが今より広がりそうだな」と思い、転職を決めました。現在、私が扱っているグローバル生産管理システムは、生産計画や材料調達、物流、生産指示と進捗、実績管理など広い領域をカバーしているので、よりやりがいを感じます。
転職活動のときは、キャタラーの他に2社ほど選考を受けましたが、中でもキャタラーはネームバリューもありますし、入る前から自分の働いている姿をイメージすることができました。海外に拠点があるというところも魅力的でしたね。入社前のキャタラーへのイメージはそんな感じですが、入った後も「やっぱりこの会社にしてよかったな」と思うことは色々ありました。そのひとつが、上司とのフィードバック面談があることです。1on1でのミーティングで、今後どういうことをやっていきたいかを相談できたり、部内でも毎週業務の進捗確認でアドバイスをもらえたりするので、自分の動きをよく見てもらえているなという実感があります。業務評価もその上で、しっかりとしてもらえていると感じており、とてもありがたいです。
-
海外拠点での成功は
仕事と人生に厚みをもたらしてくれた -
海外拠点での成功は
仕事と人生に厚みをもたらしてくれた私は、入社2年目にチェコでのシステム導入を行い、その後、インドネシア、最近ではインドにも行きました。インドへのシステム導入ではプロジェクトリーダーを任せていただき、システムがうまく運用できていることを実感できたときには、とても大きな達成感を感じました。業務で海外に行ったことがなかったので、海外出張を通してその国の文化や、考え方を学べたのもよかったなと思います。家族と長期間離れたことで、自分がどれだけ家族に支えられていたかを改めて感じることもできました。また、海外拠点に赴任しているマネージャーの皆さんから、業務面・生活面ともに多大なサポートをして頂きました。
こういう話をすると、「英語がすごくできるんでしょう?」と思われがちですが、私は英語が得意ではないんです。簡単な日常会話くらいしか話せないので、現地でも言葉の壁は感じましたが、説明するときは日英の資料を用意して絵を多めに入れたり、現地の言葉しかわからないメンバーもいるので、場面によっては現地語を使ったりして工夫することで、乗り越えることができました。必要なときは通訳の方にも入ってもらえるので、言語の心配はそこまで必要ありませんでしたね。
システムの導入を最後までやり切るという経験は過去にも何度かありましたが、海外でこれだけの規模のシステムを導入したということで、自分に対して大きな成長を感じることもできました。それと、外国の方を目の前にしてもそんなに怯えなくなりましたね(笑)。先日、ちょうど各拠点のメンバーが日本に来ることがあったのですが、そのときも仲良く和気あいあいとした雰囲気で過ごすことができました。システムが稼働してからも、こうして良い雰囲気を保てているということは、導入がうまくいった結果かなと思います。
-
もっと柔軟に社内データを活用し
キャタラーのモノづくりに新しい風を起こす -
もっと柔軟に社内データを活用し
キャタラーのモノづくりに新しい風を起こす私はもともと物流業界にいたので、ものづくりに対する知見は全くなかったんです。そのため、最初は不安でいっぱいでした。でも、少しずつ新しいことを覚え、慣れていくことで、うまく対応できたり、いい提案ができたり、徐々に自分の強みも活かせるようになっていきました。個人的に運が良かったなと思うのは、海外拠点の立ち上げに携われたことです。各専門分野のメンバーが同じタイミングで海外拠点に行って、材料管理、製造、検査分析の工程を経て、出荷されるまでの流れを見ることができたので、本当に勉強になりました。他部署の皆さんが、とても親切に教えてくれて、そのときの経験はすごく大きかったなと思います。
これまでアナログなものをデジタルにする仕事をやってきて、今社内にはたくさんのデータが蓄積されている状態です。そのため、今後は次のフェーズとしてそのデータをどんどん活用できるように、データの基盤作りを行ったり、AIを導入したりと、DX推進部だけでなくて会社の皆さんが情報を簡単に活用できる環境づくりを行っていきたいと思っています。様々なデータを分析したり可視化したりして、生産性や品質の向上、働きやすさにうまくつながっていけば嬉しいですね。