入社5年で担当
企業は25社!
会社の収支を司る
調達部の若きエース
調達Y・A
※掲載内容は、インタビュー当時のものです。
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兄は開発、弟は本社調達
新天地で叶えた夢と新生活 -
兄は開発、弟は本社調達
新天地で叶えた夢と新生活大学では、日本文学という現在の仕事とは全く別の分野を学んでいましたが、もともと車が好きだったこと、兄がキャタラーで働いていて「ホワイト企業」としてのイメージが強かったことなどが決め手となり、当社に入社しました。自動車メーカー「トヨタ自動車」のグループ企業という点も大きかったですね。当時からEV化は話題には上がっていましたが、現時点でもガソリン車の需要はまだまだ見込めますし、キャタラーは新規ビジネスにも積極的に取り組んでいるので、企業としての可能性も大いに感じていました。今年で入社して5年目に突入します。
私は神奈川県出身なので、掛川に引っ越してきてこの雄大な自然を目の当たりにしたときには、ちょっとびっくりしました(笑)。しかし、こちらに来てから「マイカーを持つ」という夢も早々に叶えることができたし、何より、寮に6,500円程度で住めることはとても大きいですよね。貯蓄もしっかりできるし、今の暮らしに不満はありません。社内で歓迎会やレクリエーションなどの交流の場も設けられているので、私のような周囲に知人がいないという人も、少しずつ人間関係を広げられると思います。
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調達は、ドラマだ。
会社と仕入先の間に立って気づいたこと -
調達は、ドラマだ。
会社と仕入先の間に立って気づいたこと私は、調達部の資材調達室に所属していて、触媒に必要なメイン材料を仕入先の企業から購入する仕事をしています。現在、私が個人で担当している仕入先は25社程度。入社2年目で初めて8社ほど担当させていただき、3年目にはその3倍に増えました。今は主に、二輪車触媒や新規ビジネスであるFC電池触媒の材料を取り扱っています。
調達部は、材料価格の低減など、会社の収益に関わる価格分析を担う部署です。収益の改善案は、各担当者が個々に模索・提案していくケースが多いので、自身のアイデアをアピールする機会に恵まれています。さらに、年に一度、社長の前で報告する場も設けられているので、発案したものが実現すれば、そうした実績を社長直々に評価していただくことができます。私も、入社2年目で収益改善の報告をして優秀賞をいただいたときの嬉しさは、今でも忘れられません。どんどんチャレンジすることができて、それを評価してもらえる土台があるということは、調達部だけでなく会社全体の魅力でしょう。
資材の調達をやっていると、自分が担当する製品にとても愛着が湧いてくるんです。自分の成果がモノとして目に見えると、その分やりがいも大きいですね。もちろん調達部ならではの苦労もあります。私が担当する仕入先の中に、以前から品質トラブルが多くて改善を要求していた仕入先があるんです。しかし、仕入先側は「価格を上げてもらわないと改善に協力するのは難しい」と主張。私が担当する以前は、両者とも妥協を許さなかったことから、関係性がうまくいっていなかったそうです。私がその企業の担当となり、改善をお願いしに行ったときも「キャタラーでは価格を飲んでもらえないから」と断られてしまいました。そこで、なんとか社内を説得し、価格の引き上げを認めてもらえることに。企業にも改善に対応してもらい、関係を修復することができました。当時は板挟み状態で苦労しましたが、価格の引き上げを受け入れたことで企業側が当社に好感を持ってくださり、今では工場見学をさせてもらったり、品質改善に積極的に協力してもらったりと、とても良好なお付き合いができています。企業のほうから、「あなたが担当してくれているから、これからもより良い方向を目指していきたいと思えるし、社内も喜んでいます」と直接声をかけてくださったときには、「苦労してよかったな」と思えました。
調達部は、仕入先企業の課長や部長など、その会社の上層部にいらっしゃる方とお付き合いをしていく必要があります。その中で、ときには前述のようにシビアなやりとりをしなければならないことも。品質改善や価格交渉などに対し、仕入先に積極的に向き合っていただくためには、まず1人の人間として信頼してもらうことが欠かせません。そのため、日頃からどんな人と接するときも真摯な態度を心がけています。また、最近ではオンラインで打ち合わせをすることも増えましたが、なるべく仕入先に足を運び、直の会話で関係性を築くようにもしています。まだまだ若手ではありますが、おかげで話し方はかなり落ち着いてきたんじゃないかな(笑)。
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「この人に付いていきたい」
今の仕事に、夢とやりがいをくれた人 -
「この人に付いていきたい」
今の仕事に、夢とやりがいをくれた人私が所属する部署の部長と本部長のお二方は、私の人生を大きく変えてくれたといっても過言ではありません。仕事はもちろん、プライベートの面でも力強く支えてくださっている「お父さん的存在」です(笑)。お二人を見ていると、「この人に付いていきたい」という気持ちにさせられるんです。今、私が仕事に夢中で取り組んでいるのは、部長と本部長の存在が原動力になっているからかもしれません。
私には、「資材調達のエキスパートになりたい」という目標があります。これは部長や本部長にもよくお話ししていることです。調達部は、資材調達室と設備調達室の2つに分かれているので、ゆくゆくは設備調達室での業務も経験し、調達部全体を引っ張っていける人材を目指しています。